UCプラチナカード比較|競合より安い年会費と改悪後の価値

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こんにちは!クレジットカード情報サイト「Card Navi」運営者のTKです。

UCプラチナカード、気になっているけれど一歩踏み出せない…そんな方が今、この記事を読んでくださっているのかもしれません。私も長年、この業界のシステム開発に携わってきた端くれとして、カードの「改定」には非常に敏感です。

「プライオリティパスの同伴者が有料になった…」
「国内の空港ラウンジサービスも終わってしまった…」

確かに、いわゆる「改悪」があったことで、「このカードを持つ価値が本当にあるのか?」と迷うのは、とても自然なことだと思います。

一方で、このカードの年会費は16,500円(税込)。 JALマイルに強いセゾンプラチナ・ビジネスや、PP同伴者無料が魅力の三菱UFJカード・プラチナ・アメックス、あるいは人気のJCBプラチナといった主要な競合が「年会費22,000円(税込)」で横並びの中、UCプラチナは頭一つ抜けた「安さ」を持っています。

「この価格差は、改悪点を補って余りあるメリットなのか?」
「それとも、今UCゴールドを持っていて、アップグレードする価値は本当にあるのか?」

この記事では、20年以上にわたって決済システムの裏側を見てきた私の視点も交えながら、改悪後のUCプラチナカードが持つ「現在の本当の実力」と「圧倒的なコストパフォーマンス」を、競合カードと徹底的に比較検証していきます。あなたのライフスタイルにとっての「最適解」を見つけるお手伝いができれば幸いです。

記事のポイント

  1. UCプラチナカードの「改悪点」と「残存メリット」の全整理
  2. 年会費16,500円という圧倒的な「価格優位性」の検証
  3. 最重要競合(セゾン・三菱UFJ)との特典ガチンコ比較
  4. JCBやセゾンアメックスとの「ステータス」比較
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目次

【結論】UCプラチナ比較:改悪後も“買い”か?

UCプラチナカードを手に持ち、ノートパソコンで比較検討する男性

まず、この記事の結論からお話しさせてください。

いくつかのサービス改定(改悪)があったUCプラチナカードですが、「ある特定の人」にとっては、今でも十分に“買い”どころか、競合(年会費22,000円)と比較して「最強のコスパカード」になると私は考えています。

もちろん、すべての人におすすめできる万能カードではありません。旅行特典(特に家族や同伴者とのラウンジ利用)を最優先する方には、正直なところ、他のカードをおすすめします。

しかし、この記事で深掘りしていく「独自の強み」と「年会費16,500円」という価格設定のバランスが、あなたのライフスタイルに刺されば、これ以上ない選択肢になるはずです。

まずは、その「強み」と「弱み」を正確に把握するため、UCプラチナカードの「現在地」と、最大のライバルたちとのスペック差を見ていきましょう。

UCプラチナの現在地(改悪点と残存メリット)

カード選びで失敗しないためには、まず「現実」を直視することが大切です。

UCプラチナカードは、ここ数年でサービス内容が大きく見直されました。私がこの業界に入った頃に比べて、カード会社もコストには非常にシビアになっています。付帯サービスというのは、永遠ではないんですね。

まず、読者の皆さんが懸念されている「改悪点」から、誠実にお話しします。ですがその前に、20年決済システムを見てきた私(TK)の「推察」を少しだけさせてください。

なぜ、UCプラチナは「同伴者有料化」や「国内ラウンジ廃止」に踏み切ったのでしょうか。これは私の分析ですが、ランダムにサービスを削ったわけではなく、非常に合理的な「戦略」です。

カード会社にとって、本会員の「プライオリティ・パス(PP)」は、プラチナカードとして集客するための強力な「フック(呼び水)」です。これは絶対に外せません。しかし、利用頻度の高い「同伴者料金」や「国内空港ラウンジ」は、そのままカード会社の「純粋なコスト」としてのしかかります。

そこでUCプラチナは、その「コスト」の部分(同伴者・国内)を意図的に削り、リソースを2つの強力な武器に集中させたのだと、私は見ています。

その武器とは、①競合(22,000円)を圧倒する「年会費16,500円」という価格競争力であり、②他社が真似できない「通信端末保険」というニッチな独自性です。

この「トレードオフ(交換)」を理解した上で、改めて「現在のUCプラチナの姿」を見ていきましょう。これが、あなたがこのカードを選ぶべきかの判断基準になります。

主な改悪点(削られたコスト)

  • プライオリティ・パス(PP)同伴者有料化:本会員は引き続き利用できますが、同伴者は有料(35米ドル/回)となりました。これが「家族旅行」を重視する層にとって、最も痛い変更点と言えます。
  • 国内空港ラウンジサービスの終了:ゴールドカードでは使えた国内主要空港のラウンジが、プラチナでは利用対象外となりました。出張などで地味に使っていた方には、不便になった点です。(※PPで使える海外ラウンジとは別物です)

…そう、この「旅行」関連のコストを削ったわけです。

では、私たちが「その代償」として手に入れた「強み」は何か? こちらが「今のUCプラチナの本質」です。

改悪後も残る主要メリット(新たな強み)

  • 年会費16,500円(税込):まず、これが最大の強みです。競合のプラチナが22,000円(税込)の中で、この価格設定は圧倒的です。
  • プライオリティ・パス(本会員):改悪後も、本会員は世界1,500所以上の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パス(プレステージ会員相当)が引き続き付帯します。「一人で使う」分には、何ら価値は変わっていません。
  • グルメクーポン:2名以上の利用で1名分のコース料金が無料になる、年会費の元が取りやすい人気特典は健在です。これは強力な「元取り」手段です。
  • 通信端末修理費用保険:スマホやPC、タブレットなどの修理費用を補償する、他のプラチナカードにはないユニークな保険が付帯します。これが、UCプラチナが打ち出す「新しい価値」の柱だと私は見ています。
  • コンシェルジュサービス:24時間365日対応のコンシェルジュ(しかもLINE対応可)も引き続き利用できます。

つまり、UCプラチナは「広く浅い」サービス(国内ラウンジなど)を削り、特定の「深い」サービス(グルメ・独自保険)と「価格」にリソースを集中させたカードに進化した、と言えるかもしれません。この「選択と集中」が、あなたのニーズに合うかどうかが鍵ですね。えるかもしれません。この「選択と集中」が、あなたのニーズに合うかどうかが鍵ですね。

【最速比較表】UC vs セゾン vs 三菱UFJ

3枚のプラチナカードを前に比較し、選択を検討する女性

さて、UCプラチナの現在地が分かったところで、いよいよ「最大のライバル」たちとの比較です。

プラチナカードと言っても、年会費10万円超の世界から、2万円台で持てるものまで様々です。その中で、UCプラチナ(16,500円)を検討する方が、合理的かつ悩ましい比較対象として挙げるのが、年会費22,000円(税込)の「セゾンプラチナ・ビジネス」と「三菱UFJカード・プラチナ・アメックス」の2枚でしょう。

この3枚は、年会費2万円前後の「コスパ系プラチナ」の代表格であり、それぞれに強烈な個性(武器)を持っています。ここでは、皆さんが比較したいであろう重要ポイントに絞って、一覧表にまとめました。システム屋としては、こういうスペック比較表を作るのは大好きです(笑)

スクロールできます
比較項目UCプラチナカードセゾンプラチナ・ビジネス三菱UFJカード・プラチナ・アメックス
年会費(税込)16,500円22,000円
(年200万利用で次年度11,000円)
22,000円
PP(本会員)○(回数無制限)○(回数無制限)○(回数無制限)
PP(同伴者)有料(35米ドル)有料(4,620円)1名まで無料
マイル(JAL)△(約0.5%)◎(最大1.125%)
※SAISON MILE CLUB登録時
△(約0.5%)
グルメ特典○ グルメクーポン
(1名無料)
○ セゾン・テーブル
(1名無料)
○ プラチナ・グルメセレクション
(1名無料)
独自保険◎ 通信端末修理保険
(最大3万円)
国際ブランドVisaAMEXAMEX

【TKによる分析まとめ】この表から読み取れる「3枚の棲み分け」

この比較表、ただ眺めるだけではもったいないです。ここから読み取れる「各社の戦略」こそが、あなたが選ぶべきカードを教えてくれます。

私(TK)の目には、この3枚は以下のように、見事に「棲み分け」ができていると映っています。

  • セゾンプラチナは、「JALマイル絶対主義」のカードです。旅行(マイル)にステータスを全振りしています。
  • 三菱UFJプラチナは、「リッチな旅行体験(同伴者)」のカードです。夫婦やカップルでの旅行に焦点を当てています。
  • UCプラチナは、上記2枚とは全く違います。「旅行特典(同伴者・マイル)を削ぎ落とし、その代わりに『年会費の安さ』と『独自の実利(保険)』に全振り」したカードです。

つまり、UCプラチナが競合より年会費が5,500円安い理由は、まさにこの「PP同伴者特典」や「JALマイル高還元」を削ぎ落とした「トレードオフ(交換)」の結果なんですね。実に合理的です。

あなたのライフスタイルが「マイル」や「同伴者」を重視しないのであれば、この5,500円の価格差は非常に大きなアドバンテージになります。

カード選びは、まさに「自分が何を一番重視するか」の鏡ですね。 ここからは、この比較表で気になった各項目(特にUCプラチナの強みと弱み)を、さらに深く掘り下げていきます。。 ここからは、この比較表で気になった各項目を、さらに深く掘り下げていきます。

UCプラチナカード比較で分かる真価とライバル

スペック表だけでは見えてこない、「実際の使い勝手」や「ライフスタイルとの相性」こそが、カード選びの肝です。

私自身、マイルを貯めて旅行に行くのが趣味ですし、システム開発者としてガジェット(スマホやPC)には人一倍こだわりがあります。そんなTKの視点も交えながら、各特典の「真価」を解剖していきましょう。

①旅行特典:プライオリティパス改悪は致命的か

空港ラウンジで一人リラックスする男性(プライオリティパスのイメージ)

まず、最大の論点であるプライオリティ・パス(PP)です。

「同伴者有料化」と「国内ラウンジ廃止」。これは致命的な改悪なのでしょうか?

結論から言います。
「家族や恋人と一緒にラウンジを使いたい」という方にとっては、致命的です。

年末の家族旅行、空港のラウンジで「パパ、すごい!」と言わせたい…そんなシーンを想像している合理的なお父さん(まさに、かつての私です)にとって、「奥様とお子様の分は、それぞれ35ドル(約5,000円)です」と言われる事態は、悪夢以外の何物でもありません。これでは、せっかくの旅行気分も台無しですよね。

その点、前述の比較表の通り、三菱UFJプラチナは「同伴者1名無料」です。これなら、夫婦やカップルでの旅行で確実にメリットが出せます。この差は本当に大きい。

また、出張などで国内空港ラウンジ(カードラウンジ)を頻繁に使っていた方にとっても、サービス終了は単純に不便になったと言えます。

では、UCプラチナの旅行特典はもうダメなのか?

「いいえ、そんなことはありません」

「海外出張や一人旅が多く、ラウンジは自分一人で使えれば十分」という方にとっては、本会員のPP(回数無制限)が引き続き付帯するため、何の問題もないのです。

私も海外出張の乗り継ぎなどで、一人でPPラウンジを使うことがありますが、あの静かな空間でシャワーを浴びたり、軽食をとったりできるだけで、旅の疲れは劇的に軽減されます。

ここで、コストに厳しい合理的な方(まさに私のようなタイプですが)に、客観的な事実をお伝えしなければなりません。

UCプラチナで付帯するプライオリティ・パス(PP)は、最上位の「プレステージ会員」相当です。これを、もしPriority Passの公式サイトから個人で直接申し込むと、年会費は469米ドルかかります。(※1ドル150円換算なら約7万円)

【TKの視点】FP3級の「元取り」ロジック

もう、お分かりですよね?

UCプラチナの年会費は16,500円です。一方で、このカードを持つだけで付いてくるPP会員権は、正規価格で約7万円(469ドル)の価値があります。

つまり、「年に1回でも海外旅行(または出張)に行く」という方なら、その瞬間に年会費16,500円の元が取れるどころか、数万円単位の「利益」が出ている計算になります。

これは「改悪」とは真逆の、このカードが持つ最大の「合理的な強み」です。

さらに、航空機遅延保険も付帯している点は見逃せません。LCC(格安航空会社)の利用が増えた今、万が一の遅延や欠航時に食事代や宿泊費を補償してくれるこの保険は、精神的な安心感が違います。

保険の適用条件は要確認

ただし、これらの保険は「自動付帯」か「利用付帯」(その旅行の代金をカードで払った場合のみ適用)か、条件が変更されることもあります。私が見た時点(データベース参照)では自動付帯とありますが、これは申し込む前に必ずご自身で最新の規約を確認してくださいね。これはどのカードにも言える、鉄則です。

TKの補足

PP同伴者有料化は、カード会社からすれば「コストカット」の一環です。それだけ多くの方がラウンジを利用していた証拠でもあります。UCプラチナは、そのコストを削る代わりに、別の部分に投資した(後述します)と考えるのが自然ですね。

②マイル:セゾン(JAL)比較と損益分岐点

さて、お次は「マイル」です。これは私の趣味(マイルで旅行)の領域なので、ついつい熱くなってしまいます(笑)

比較表で見た通り、セゾンプラチナ・ビジネスの「JALマイル還元率 最大1.125%」(※SAISON MILE CLUBへの登録が必要)は、年会費2万円台のカードとしては反則級の強さです。

【TKの補足】なぜセゾンはJALマイルに強い?

ここで「なぜセゾンだけ?」と疑問に思うかもしれません。これは、セゾンが「SAISON MILE CLUB」という、決済システムの観点から見ても非常にユニークな仕組みを持っているからです。

多くのカードは「ポイントを貯めて、それをマイルに交換する」という2ステップが必要です。しかし、このサービスに登録すると、UCプラチナのような「UCポイント」とは別に、JALマイルが決済と同時に「直接」貯まっていくんです。ポイント交換の手間がなく、交換レートの改悪も心配しなくていい。システム屋から見ても、これは「マイルを貯める」ことだけに特化した、かなり思い切った設計ですね。

対するUCプラチナのポイント(UCポイント)は、JALマイルに交換すると還元率約0.5%(データベース参照)。これは、マイルカードとして見ると、正直かなり「弱い」と言わざるを得ません。

「じゃあ、マイルを貯めたい人は全員セゾンで決まり?」

そう単純ではないのが、クレジットカードの面白いところです。

ここで考えるべきは「損益分岐点」。つまり、マイルの差額を、UCプラチナが持つ「他の特典」や「年会費の安さ(5,500円)」で埋められるか、という、まさに合理性を求める方(私のようなタイプです)にとって一番大事な視点です。

仮に、あなたが年間200万円をカード決済するとしましょう。

  • セゾンプラチナ:(年会費22,000円)→ 200万円 × 1.125% = 22,500マイル
  • UCプラチナ:(年会費16,500円)→ 200万円 × 0.5% = 10,000マイル

その差は、12,500マイルです。 この12,500マイルを、あなたは「いくらの価値」と見積もりますか? 1マイル=1.5円と低めに見積もっても、約18,750円の差額になります。1マイル=2円で計算すれば、25,000円です。

UCプラチナは、年会費が5,500円安いというアドバンテージがありますが、それでもこのマイルの差額(約1.8万~2.5万円)を埋めるには、まったく至りません。

つまり、UCプラチナを選ぶということは、この「マイルでの明白な大損」をあえて受け入れた上で、後述する「グルメクーポン」や「通信端末保険」という別のメリットが、その損を上回るほど魅力的だ、と判断できるか。まさに、この一点にかかっています。

私(TK)の結論はこうです。

マイルで見るカード選び

  • 「決済の全てをマイルに捧げたい」「毎年マイルで旅行するのが生きがい」という生粋のマイル修行僧なら、迷わずセゾンプラチナ
  • 「マイルはそこそこ貯まればOK。それより、年会費を抑えつつ、実利的な特典(グルメや保険)が欲しい」という合理的な方は、UCプラチナが有力候補になります。

ご自身のライフスタイルと、どちらが「合理的」か、ですよね。

③グルメ:クーポンはデートで本当に使える?

高級レストランでグルメクーポンを利用しデートを楽しむカップル

さて、ステータスカードに興味を持ち始めた方(例えば、30歳を前に周りも持ち始めた、ちょっと格好つけたい20代後半の方)にとって、「グルメ特典」は重要なチェックポイントですよね。

「彼女とのデートで使って『おっ』と思わせたいけど、UCの特典ってショボくない?」 その気持ち、よく分かります。「UC」というブランドの堅実なイメージが、華やかなデートシーンと結びつかないかもしれません。

UCプラチナの「グルメクーポン」は、対象のレストランで2名以上のコース料理を予約すると、1名分の料金(だいたい1万円~2万円程度)が無料になる、プラチナカード定番の特典です。

で、「本当に使えるか?」の答えですが…

「使えます。というか、使わないと損です」

この特典のすごいところは、たった1回使うだけで、年会費16,500円の半分以上(時には全額近く)を回収できてしまう点にあります。FP3級の視点から見ても、これほど投資対効果が明確な特典は珍しいです(笑)。

対象店舗も、いわゆる「ハズレのない」高級店やホテルのレストランが中心です。JCBの「グルメ・ベネフィット」やセゾンの「セゾン・テーブル」と比較しても、サービスの質や店舗の格で見劣りすることは全くありません。

むしろ、大切なのは「どう使うか」です。 ここで、私の恥ずかしい失敗談(体験)を一つ、正直にお話しします…

【TKの失敗談】デートでスマートに使うための注意点

以前、この手の特典を使おうとして、予約時に「クーポン利用」の一言を伝え忘れたことがあるんです。食事は最高だったんですが、いざ会計の段になって「あ、クーポンの件ですが…」と切り出す羽目に。

お店の方はもちろん親切に対応してくれましたが、会計で何やら確認作業が発生してしまい、正直なところ、あまりスマートではありませんでした。せっかくの雰囲気が、ちょっと「現実」に戻ってしまった瞬間でした(苦笑)。

だからこそ、私は学びました。

デートで本当に格好良く使うためのコツは、たった一つです。

必ず、予約の電話(あるいはコンシェルジュ経由)の時点で、「UCプラチナのグルメクーポン利用で」と、その一言を添えること。

これだけで、当日はお店側も全て承知の上でエスコートしてくれます。会計時も、すでに1名分が引かれた伝票がスマートに出てくる。これが「イケてる大人の使い方」です。

また、店舗によっては「一番安いランチコースは対象外」とか「クリスマスなどの特別期間は利用不可」といった細かいルールが必ずあります。この確認も、予約時に済ませておく。この「スマートな一手間」こそが、あなたの「ステータス」を守りますよ。

④独自性:通信端末保険とLINEコンシェルジュ

ここが、私が「改悪後のUCプラチナは、むしろ面白い」と感じる最大のポイントです。

他社が「旅行」や「マイル」で競争している中、UCプラチナは全く別の角度から、非常に現代的な「実利」を付けてきました。これが、年会費16,500円の価値を決定づける、この記事の「核」となる部分です。

それが、「通信端末修理費用保険」「LINEで使えるコンシェルジュ」です。

もはや「お守り」レベルの通信端末修理保険

スマートフォンやPCが通信端末修理保険で守られているイメージ

これは本当にユニークな特典です。 私たちが毎日使っているスマートフォン、タブレット、PC、スマートウォッチなどが破損・水濡れなどで故障した際、その修理費用を年間最大30,000円まで補償してくれる保険です。(※事故発生から一定期間内の申請が必要など、諸条件あり)

考えてみてください。海外旅行保険は、年に数回「旅行に行く人」しか使えません。グルメクーポンも「高級レストランに行く人」しか使えません。

でも、スマホは、ほぼ全員が毎日使います。

何を隠そう、私(TK)もIT業界の端くれとして、ガジェットは仕事道具そのもの。PCやスマホ、タブレットは常に複数台持ち歩いています。だからこそ、一度コンクリートに落としてスマホの画面を割った時の、あの血の気が引く感覚と、修理見積もりを見た時の絶望感は忘れられません…(苦笑)。

AppleCare+のような手厚い保険に入っていれば別ですが、正直なところ、あの保険料も安くはありませんよね。かといって、保険なしの修理代(数万円)は高すぎる。

UCプラチナは、まさにこの「ジレンマ」を突いてきました。

この「いつか起こるかもしれない高額な出費」のリスクヘッジを、カード年会費(16,500円)の一部でカバーできる。これは、旅行特典の改悪を補って余りある、「現代人にとって最強のお守り」だと私は感じています。

特に、私のようにガジェットを多用する方、あるいはAppleCare+のような保険には入っていない合理的な方にとって、この保険だけで年会費の価値は十分にある、とさえ言えるかもしれません。

ただし、もちろん無条件ではありません。補償対象となるのは「購入から一定期間内(例:1年以内)の端末のみ」といった条件が付くのが一般的です(詳細な条件は必ず規約を確認してください)。古い端末が壊れても対象外になる可能性が高い点は、注意が必要ですね。

システム屋が感心する「LINEコンシェルジュ」

もう一つの強みが、コンシェルジュサービスです。

「会食のお店を探してほしい」「旅行のホテルを予約してほしい」といった要望に24時間応えてくれる秘書サービスですね。

UCプラチナ(というかVisaプラチナ)のコンシェルジュが優れているのは、この依頼を「LINE」や「メール」でも受け付けてくれる点です。

「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これは画期的です。 会議中や電車の中など、わざわざ電話をかけるのが難しい時でも、LINEで「◯日の夜、新宿で4名、個室希望」と投げておけば、あとは返事を待つだけ。

システム屋の視点から言うと、これは単なる「便利機能」ではありません。 電話(同期コミュニケーション)での対応は、その場で完結する反面、聞き間違いや「言った・言わない」のトラブルが起きがちです。しかし、LINEやメール(非同期コミュニケーション)は、テキストで正確に要望が残り、履歴も管理できます。

この「非同期」の依頼を24時間体制で正確にさばいていくオペレーションを構築・維持するほうが、実はよほど大変なんです。リクエストの履歴管理、担当者間の引き継ぎなど、裏側のシステムはかなり複雑なはずです。それをこの年会費で提供しているのは、賞賛に値します。

実際のレスポンスも、もちろん即時ではありませんが、電話で長時間待たされるストレスを考えれば、この「投げておける」利便性は非常に価値が高いと感じます。

⑤内部比較:ゴールドからのアップグレード価値

今、UCゴールドカードを持っていて、「プラチナへのアップグレード案内(インビテーション)」が届いている方もいらっしゃるでしょう。

長年ゴールドカードを愛用し、「UC」というブランドに安心感と信頼を寄せている方にとって、年会費が上がるのは勇気がいる決断ですよね。私も同じカードを長く使うタイプなので、その「愛着」や「迷い」はよく分かります。

「年会費(標準1,925円 ※データベース参照)から、16,500円にアップ…本当に元が取れるのかしら?」

その悩み、よく分かります。差額の「約14,500円」の価値があるのか、シビアにシミュレーションしてみましょう。

結論から言います。非常にシンプルです。

「年に1回でもグルメクーポンを使う」または「年に1回でも海外旅行(または出張)に行く」

このどちらかに当てはまるなら、アップグレードした方が金銭的に「得」です。

元取りシミュレーション(差額 約14,500円)

パターン1:グルメクーポンを年1回利用
前述の「グルメクーポン」を年1回使うだけで、1名分のコース料金(仮に15,000円とします)が無料になります。
これだけで、年会費の差額(約14,500円)は完全に回収できてしまいます。

パターン2:海外旅行でPPを年1回利用
もしグルメクーポンを使わなくても、海外旅行でPPラウンジを往復で2~3回(1回約5,000円相当)使えば、それだけで約10,000円~15,000円の価値になります。
これでも、ほぼ年会費の差額を回収できます。

その上で、以下の特典が「丸ごと」追加されるわけです。

  • ポイント還元率がゴールドの0.5%(標準)から1.0%へ2倍にアップ
  • 通信端末修理保険(最大3万円)が付帯
  • LINEコンシェルジュが利用可能に

特に、ポイント還元率が「2倍」になるのは地味ですが強力です。毎月の公共料金や通信費、保険料などの固定費をすべてUCカードで支払っている場合、年間100万円の利用なら、ゴールドでは5,000円相当だったポイントが、プラチナでは10,000円相当になります。これだけで5,000円の差が出ます。

こう考えると、今回の比較で分かったのは、プラチナへのアップグレードは「贅沢をするため」というより、「年に1回でも特定のサービスを使えば、むしろ何もしなくてもトクになる」ように、非常に合理的に設計されている、ということですね。

年に1回も旅行や外食(高級店)をしない方でなければ、年会費の差額は簡単に回収できる。これが私の分析です。

⑥ブランド:「JCBプラチナ」と「セゾンアメックス」ステータス比較

プラチナカードでスマートに会計を済ませる男性(ステータス性のイメージ)

「スペックやコスパは分かった。でも、結局『ステータス』としてどうなの?」

30歳を前に、周りも持ち始めた「プラチナカード」。どうせ持つなら格好良いカードが欲しい(そんな風に、少し背伸びしたい気持ちを持つ方)にとって、ここは譲れないポイントかもしれません。

「UC」ブランドと、「JCBプラチナ」、そして「セゾン(アメックス)」のロゴ。どれが一番「イケてる」か?

これは、40代の私(TK)からの、少し辛口な私見として聞いてください。

「年会費2万円台のプラチナカードに、絶対的なステータスを求めるのは、少し難しいかもしれません」

もちろん、ゴールドカードよりは格上です。UCプラチナの黒い券面(Visaのタッチ決済対応)は、シンプルで非常に洗練されています。TPOを選ばない良いデザインだと思います。

ただ、ブランドイメージだけで言えば、

  • JCBプラチナ:日本唯一の国際ブランド。「国内での信頼感」は抜群。ディズニー好きなら特典も強い。しっかりとした「日本のカード」というイメージです。
  • セゾンアメックス:やはり、券面右下の「アメックス」のロゴマーク。このロゴが持つ「それっぽさ」は、正直なところ強いです(笑)。本家アメックスとは違っても、このロゴがあるだけで「おっ」と思う人がいるのは事実でしょう。
  • UC:「親が使っているカード」というイメージ、分かります。良くも悪くも「堅実・安心」なブランドであり、JCBやアメックスのような「華」は少し弱いかもしれません。

でも、私が本当に格好良いと思うのは、カードの「ロゴ」ではなく、その「使い方」です。

これは私の経験則ですが、実際の会食やデートの場で、他人のカードのロゴ(JCBかVisaか、など)をジロジロ気にする人なんて、まずいません(笑)。

むしろ、どんなにステータスがあるカードでも、支払いにモタモタしていたら格好悪い。逆に、UCプラチナでも、コンシェルジュ経由でスマートに予約したお店で、グルメクーポンを使ってお得に(でも奢りはスマートに)会計を済ませる方が、よっぽど「イケてる大人」だと思いませんか?

「見栄」のためのステータスは、正直なところ、年会費10万円クラスのカード(アメックス・プラチナ本家など)に任せるしかありません。年会費2万円台のカードに求めるのは、そこではないのです。

UCプラチナは、「見栄」のステータスではなく、「実利」でスマートさを演出するカードだと、私は思いますよ。その方が、よほど本質的で格好良いと、40代になった今は感じますね。

⑦審査:評判と年収の目安【口コミも紹介】

「プラチナカード」と聞くと、最後に気になるのが「審査」ですよね。 これまでの比較で「UCプラチナ、自分に合ってるかも」と感じた方ほど、「でも、自分でも申し込めるんだろうか…」という不安が、最後の一歩をためらわせる心理的な壁になっているかもしれません。

まず、UCプラチナカードの申込資格は、公式サイトによると「安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)」とされています。多くのプラチナカードに共通する、標準的な基準ですね。

では、具体的な「年収の目安」はどれくらいでしょうか?

もちろん、カード会社が年収基準を公表することはありません。これはYMYL領域(あなたのお金に直結する)なので、私の発言も「あくまで目安」として聞いてください。

年会費が16,500円ということを考えると、競合の22,000円ラインのカードよりは、申し込みのハードルは若干低い可能性があります。

ネット上の口コミや評判を見ていると、「年収400万円台」や「年収500万円前後」で審査に通過した、という声が比較的多く見られます。中には300万円台で通ったという声もありますが、これは勤続年数など他の属性が良かった可能性もあります。

ただ、ここで「年収」と同じくらい…いいえ、システム屋の視点から言えば「年収以上に」カード会社が重視しているものがあります。

それが、皆さんもよく聞く「クレジットヒストリー(クレヒス)」です。

【TKの視点】クレヒスとは、システムが記録する「信頼」の積み重ね

「クレヒス」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、決済システム屋の視点から言えば、これは非常にシンプルな「実績データ」です。

要は、「この人は、毎月きちんとカードを使ってくれて、期日通りに間違いなく支払ってくれる」という事実を、システムが毎月記録し、積み重ねているものです。

カード会社が一番恐れるのは「貸し倒れ(支払ってもらえないこと)」です。だからこそ、高い年収よりも、たとえ少額でも「毎月、期日通りに払ってくれる」という継続的な実績データ(=良いクレヒス)を、彼らは最も重視します。

私がこれまでの経験で言えるのは、「年収が少し足りないかも」と不安な方でも、今お持ちのカードで毎月きちんと支払いを続けて「良いクレヒス」を積んでいれば、カード会社からの信頼は確実に上がっていく、ということです。

この「クレヒス」の重要性を踏まえると、審査が不安な方にとって、最も合理的で確実性の高い戦略が見えてきます。

審査が不安な方への「最適解」

いきなりプラチナに申し込む(いわゆる「突撃」)のが不安な方は、まずは「UCゴールド」を取得し、そこで半年~1年ほど利用実績(クレヒス)を積む、というのも非常に賢い戦略です。

なぜこれが有利なのか?

システム屋の視点で推察すると、理由は単純です。UCカード(発行会社)は、あなたの「クレヒス」をすでに社内データとして把握しており、「この人は信頼できる優良顧客だ」と分かっているからです。

外部からいきなり申し込む人より、すでに信頼関係(実績データ)がある顧客を優遇するのは、ビジネスとして当然ですよね。優良な利用者だと判断されれば、カード会社から「プラチナにアップグレードしませんか?」というインビテーション(招待)が届く可能性も高まります。この方が、はるかに確実性が高いのは間違いありません。

【TKの視点】改悪の背景とシステムの強み

さて、ここからは少しマニアックな話になりますが、私がこの記事で一番お伝えしたかった「TKの視点」です。この記事の「魂」と言ってもいいかもしれません。

なぜ、UCプラチナは「同伴者有料化」や「国内ラウンジ廃止」といった、一見すると「改悪」に見えるサービス変更を行ったのでしょうか?

システム屋としての私の推測ですが、これは「カード会社の合理的な経営判断」以外の何物でもありません。

カード会社にとって、プライオリティ・パスの同伴者料金や、利用者の多い国内空港ラウンジの提携費用は、すべて「持ち出しコスト」です。 年会費16,500円という低価格で、全ての利用者を満足させるフルスペックのサービスを提供し続けるのは、ビジネスとして限界が来ていたのだと思います。

そこで、UCプラチナが下した決断は、

「利用者が多く、コスト負担の重い『広く浅い』サービス(国内ラウンジ等)は、バッサリと切り捨てる」
「その代わり、捻出したコストを、他社が真似できない『深く刺さる』独自サービス(通信端末修理保険)に集中投下する」

という、非常に明確な「選択と集中」だったのではないでしょうか。

私は、この戦略は「誠実」だと感じます。 全員に中途半端なサービスを提供するのではなく、「私たちのカードは、旅行の手厚さより、現代的な保険とグルメを重視します。この価値が分かる人だけ、使ってください」という、カード会社からの明確なメッセージだと思うのです。

これは私の予測ですが、この「選択と集中」は、今後の年会費2〜3万円クラスのカードのトレンドになっていくはずです。なぜなら、この価格帯で「全部入り」のフルサービスを提供するのは、もうビジネスとして成り立たない時代に来ているからです。

そしてもう一つ、システム屋としてUCカード(UCポイント)のプログラムを見て感心することがあります。

それは、「シーズナルギフト(3ヶ月の利用額45万円以上でボーナス)」や「特定航空券で7%還元」といった、複雑な条件のポイントプログラムを、長年安定して運用し続けている「システムの堅牢さ」です。

いつ、どこで、誰が、いくら使ったか…という膨大な決済データを、毎月(あるいは四半期ごとに)正確に集計し、条件分岐させ、ボーナスポイントを付与する。 この「当たり前」に見える決済システムの裏側を、20年以上作り続けてきた私からすると、この「当たり前を続ける力」こそが、UCカードというブランドの最大の信頼性であり、強みだと感じています。

特典がコロコロ変わるカードも多い中で、この「堅実さ」は、私たちがカードを長く使い続ける上で、もっと評価されてもいいポイントだと思っています。

【総括】UCプラチナカード比較とあなたへの最終結論

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

UCプラチナカードを、競合(セゾン、三菱UFJ、JCB)と比較し、その「改悪」と「真価」について、私の視点も交えて解説してきました。

結局、このカードは「買い」なのか? カード選びは、本当に悩ましいですが、楽しい時間でもあります。最終的に「これだ!」と決めるのは、他の誰でもない、あなた自身です。

最後に、この記事の要点と、「あなたがどのカードを選ぶべきか」の最終結論(診断)をリスト形式でまとめます。あなたの決断の、最後の一押しになれば幸いです。

  • UCプラチナカードの年会費は16,500円(税込)で競合より安い
  • 主な改悪点は「PP同伴者有料化」と「国内ラウンジ廃止」
  • このため「家族や同伴者とラウンジを使いたい人」には非推奨
  • 本会員のプライオリティパス(回数無制限)は引き続き付帯
  • 「一人でラウンジが使えれば良い人」には問題ない
  • 最大のライバルは「セゾン」と「三菱UFJ」(いずれも年会費22,000円)
  • 「JALマイルを本気で貯めたい人」はセゾンプラチナ一択
  • 「夫婦やカップルでラウンジを使いたい人」は三菱UFJプラチナ(同伴1名無料)が強い
  • UCプラチナが彼らに勝る点は「年会費の安さ」と「独自性」
  • 強み①:グルメクーポン(1回で年会費の半分以上を回収可能)
  • 強み②:通信端末修理保険(スマホやPCが壊れた時に最大3万円)
  • 強み③:LINEで使えるコンシェルジュ
  • ゴールドからのアップグレードは「グルメか海外旅行に年1回行く」なら価値あり
  • ステータス性はJCBやセゾンアメックスに一歩譲るが、実利は高い
  • 審査の年収目安は400万円~500万円程度からが口コミの相場
  • 【最終診断】マイル絶対主義なら「セゾンプラチナ」
  • 【最終診断】旅行同伴者(1名)の快適さなら「三菱UFJプラチナ」
  • 【最終診断】旅行より「グルメ」と「スマホ保険」の実利派なら「UCプラチナ」

あなたのライフスタイルに、一番しっくりくるカードは見つかりそうでしょうか?

「改悪」という言葉に惑わされず、そのカードが「今、何を提供してくれるのか」を冷静に見極めること。それが、20年決済システムを見てきた私が思う、賢いカード選びのコツです。

この記事が、あなたの「最適解」を見つける手助けになることを、心から願っています。

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