UCプラチナ プライオリティパス改悪比較!継続か解約か

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こんにちは!「Card Navi」運営者のTKです。

最近、「UCプラチナカードのプライオリティパスが改悪された」という話をよく耳にしますよね。私も20年以上クレジットカード業界のシステム開発に携わってきましたが、特典の変更、特に「改悪」と呼ばれるものは、ホルダーとしては本当に気が気じゃありません。

「年会費16,500円を払い続けてまで、このカードを持つ意味はあるのか?」「楽しみにしていた家族旅行、同伴者や家族カードの扱いはどうなったの?」「利用回数が年6回に制限されるって本当?」「国内レストランで使えないなら意味ないんじゃ…」

こんな風に、不安や疑問が次々と湧いてくる感じ、すごく分かります。私自身、マイルを貯めて旅行するのが趣味なので、ラウンジ特典はカード選びの生命線の一つですから。

特に、長年愛用してきた既存ホルダーの方は「解約」の二文字が頭をよぎるでしょうし、これからプラチナデビューを考えていた方は「今から入るのは“情弱”じゃないか?」と、申し込みボタンを押す手が止まってしまっているかもしれません。

この記事では、そんなUCプラチナカード プライオリティパスの改悪・制限について、他の主要なカード(セゾンプラチナや三菱UFJプラチナ、楽天プレミアムカードあたり)との比較も交えながら、現状の論点を徹底的に整理し、あなたがどうすべきかの判断材料を提供します。

記事のポイント

  1. UCプラチナ プライオリティパスの3つの改悪・制限点
  2. 改悪後も「継続」すべきか「解約」すべきかの判断基準
  3. 利用スタイル別(既存・新規)の最適な行動
  4. セゾンプラチナなど主要な乗り換え候補カードとの比較
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目次

UCプラチナ プライオリティパス改悪比較【3大論点】

プライオリティパスの3つの改悪論点(同伴者・回数・レストラン)について考える女性

さて、まずは現状把握から参りましょう。「改悪」と一言で言っても、情報が錯綜していて分かりにくいですよね。まずは、ごちゃごちゃした情報を「3つの大きな論点」に分けて整理します。ここをしっかり押さえないと、「解約」も「継続」も、正しい判断ができませんから。一つずつ、丁寧に見ていきましょう。

結論:3つの改悪・制限を解説

さて、まずは皆さんが一番混乱しているであろう「何がどうなったのか?」という点を、ハッキリさせておきましょう。

「UCプラチナのPPが改悪された!」という情報が飛び交っていますが、私の方で情報を整理したところ、これらは性質の異なる3つの問題がごちゃ混ぜになっています。ここを正しく切り分けることが、あなたが「解約」か「継続」かを判断する上で、最も重要な最初のステップになります。

色々な情報がありますが、突き詰めると「論点」は以下の3つに集約されます。

UCプラチナ プライオリティパス 3つの論点(TK分析)

  1. 論点1【UC固有の改悪】:同伴者料金の「有料化」
    これが今回の最大の変更点です。これまで「1名無料」だった破格の特典が、「1回3,300円(税込)」(※約$35 USD相当)の有料になった、というUCプラチナカード固有の変更です。
  2. 論点2【UC元々の仕様】:年間利用回数の「制限」
    これは「改悪」ではなく、このカードの元々の仕様(デメリット)である「年間6回まで」という制限です。論点1によって、この元々の仕様が「今、改めてどうなのか?」と再評価の対象になっています。
  3. 論点3【PP全体のトレンド】:国内レストラン特典の「利用不可」
    これはUCプラチナが悪いのではなく、「ぼてぢゅう」等で使えた特典が、プライオリティパス(PP)側の世界的な方針変更で利用不可になった、という業界全体のトレンドです。

このように、①カード固有の明らかな改悪②元々あったデメリット③カード会社には責任のない業界トレンド、という3つをハッキリと区別することが重要です。

特に、年会費16,500円の「元が取れるか」をシビアに計算している、私のような既存ホルダーの方にとって、①の同伴者有料化は、年会費を払い続ける価値があるかどうかを根本から揺るがす、非常にシビアな問題ですよね。

一方で、これからプラチナデビューを考えていた方にとっては、②の「年6回」という回数制限が、ご自身の旅行スタイル(例えば、年1〜2回の海外旅行)で十分なのか、という点が最大の焦点になるかなと思います。

(ちなみに、プライオリティパスの同等プラン「プレステージ会員」に公式サイトから直接申し込むと、年会費は$469 USD(※2025年11月現在)もします。それを考えれば、16,500円でこの権利が手に入ること自体は、今でも破格ではあるのですが…)

この記事では、③のような枝葉のトレンドではなく、あなたの判断に直結する「論点1」と「論点2」に焦点を当てて、なぜそれが問題なのか、どういう影響があるのかを徹底的に深掘りしていきます。深掘りしていきます。

改悪①:同伴者料金と家族・子供

空港ラウンジで子供の同伴者料金の支払いに直面し困惑する家族連れ

さて、3つの論点のうち、まず最初に深掘りすべきはこれです。なぜなら、これが今回の改悪で最もインパクトが大きく、特に年会費の「元を取る」というコストパフォーマンスをシビアに計算している方(私のようなタイプですね)や、家族での旅行を楽しみにしている方にとって、最も致命的な変更点だと私は感じているからです。

正直、私もこのニュースを聞いた時、「あぁ、ついにこの特典にもメスが入ったか」と、ちょっとしたショックを受けました。

考えてみてください。UCプラチナカードの年会費は16,500円(税込)です。この価格帯のカードで、プライオリティパスの「同伴者1名無料」がついていたのは、はっきり言って業界でも「破格」の待遇でした。ルール違反ギリギリのボーナス特典、という感じがします。

例えば、夫婦やパートナーと年1回海外旅行に行くだけで、どうでしょう?

(改悪前):往路ラウンジ(2名無料)+ 復路ラウンジ(2名無料)
→ これだけで、少なくとも1万円以上の価値は余裕で回収できていました。これこそが、年会費16,500円を払う最大の理由だった、という方も少なくないはずです。

しかし、この最大の魅力だった特典が改定され、現在は同伴者料金が1回につき3,300円(税込)の有料となってしまいました。(※プライオリティパスの公式同伴者料金$35 USDとほぼ同額)

この変更を受けて、「じゃあ、年末の家族旅行はどうなるの?」「妻(夫)の家族カードや、子供の扱いはどうなる?」という、切実なご質問を本当によくいただきます。ここをハッキリさせていきましょう。

家族カード会員の扱いは?

まず、パートナーが持っている「家族カード」についてです。
UCプラチナカードは、家族カードを年会費3,300円(税込)で発行できます。そして、ここが非常に重要なのですが、家族会員もプライオリティパスに申し込むことができます。

この場合、本会員(例えば夫)と家族会員(例えば妻)は、それぞれが独立した「プライオリティパス会員本人」として扱われます。妻は、夫の「同伴者」ではないのです。

ですから、夫婦2人で旅行する場合、それぞれがご自身のプライオリティパス(黒いカード)を提示すれば、お二人とも無料でラウンジを利用できます。これは「同伴者」扱いではないため、今回の改悪の直接的な影響は受けません。

【重要】家族カードのPP発行は「別途申込み」が必要です

ただし、自動で送られてくるわけではない点に注意してください。
家族カードが手元に届いたら、家族会員ご自身のIDで会員専用サイト「アットユーネット!」にログインし、本会員とは「別に」プライオリティパスの発行を申し込む必要があります。

私自身、この手続きをしましたが、申し込みからカード到着まで2〜3週間かかった記憶があります。旅行の直前になって「妻の分がない!」と慌てても間に合いませんから、家族カードを作ったらすぐに申し込んでおきましょう。

子供(同伴者)の扱いは?

さて、問題はここからです。プライオリティパスを持たない「お子様」です。
当然ですが、お子様は「同伴者」として扱われます。

つまり、年末年始のハワイ旅行などで、家族4人(父:本会員PP持ち、母:家族会員PP持ち、子2人:PPなし)でラウンジを利用しようとすると、空港のラウンジ受付でこうなります…

【家族4人での利用シミュレーション(改悪後)】

  • 父(本会員):無料
  • 母(家族会員):無料(※自身のPPカード提示)
  • 子供A(父の同伴者):3,300円(税込)
  • 子供B(母の同伴者):3,300円(税込)
  • 1回のラウンジ利用で 合計:6,600円(税込)

こうなります。「空港でゆっくりしよう」と思ったら、毎回6,600円かかるわけです。

以前なら「無料」だったこの利用が、1回の旅行(往復)で13,200円もの追加出費になる計算です。これでは、何のために年会費(16,500円)+家族カード年会費(3,300円)=合計19,800円を払っているのか、本当に分からなくなってしまいますよね。

このルール変更を知らずに、以前と同じ感覚で空港の受付に行き、高額な請求をされて気まずい思いをする…なんて事態は避けたいものです。

これはもう、家族利用がメインだった方にとっては、解約を考えるに十分すぎる、決定的な理由になると言わざるを得ません。だった方にとっては、解約を考えるに十分すぎる、決定的な理由になると言わざるを得ません。

改悪②:利用回数制限は年6回

プライオリティパス利用回数制限の影響が異なるライトユーザーとヘビーユーザー

次に、論点の2つ目、これも非常に大きな問題ですね。「年間6回まで」という利用回数の制限です。

まず、ここで絶対に明確にしておきたいのは、前述の通り、これは「今回の改悪」で新たに追加されたものではない、ということです。これは、UCプラチナカードのプライオリティパスにおける「元々の仕様(デメリット)」になります。

多くのプラチナカード、例えば後で比較するセゾンプラチナ・ビジネスや三菱UFJプラチナが付帯するプライオリティパスは「利用回数無制限」が一般的です。その中で、この「年6回」という制限は、UCプラチナカードの数少ない、しかし明確な弱点の一つとされてきました。

ただ、この「年6回」が致命的かどうか。特に、これからプラチナデビューをしようとUCプラチナを検討していた方(例えば、30代の独身エンジニアの方など)にとっては、「年6回って、実際どうなの?」と、一番ピンとこない部分かもしれません。

この評価は、本当にその人の利用スタイルによって真っ二つに分かれる、と私は思います。

「年6回」で十分な人(ライトユーザー)

例えば、私のように「年1〜2回の海外旅行で、出発時と乗り継ぎ時、帰国時に使う」というライトな使い方であれば、どうでしょう?

私の具体的な利用シーンでシミュレーションしてみます。

(例1:ハワイ旅行 往復)

  • 往路:成田空港のラウンジで1回
  • 復路:ホノルル空港のラウンジで1回
  • 合計利用:2回(まだ余裕ですね)

(例2:ヨーロッパ乗り継ぎ旅行 往復)

  • 往路:成田空港で1回 + 乗り継ぎのドバイで1回
  • 復路:パリの空港で1回 + 帰りのドバイで1回
  • 合計利用:4回(これもまだ大丈夫です)

こんな感じなので、一般的な海外旅行(年1〜2回)や、たまの海外出張(年2〜3回)くらいであれば、6回でも十分足りるかな、という感覚です。

「年6回」では足りない人(ヘビーユーザー)

しかし、一方で、お仕事柄、出張が非常に多く、毎月のように海外へ行くビジネスマンの方にとっては、6回なんていう回数は、あっという間に使い切ってしまいます。

1回の出張(往復)で最低2回使うとしたら、たった3回の出張で上限に達してしまいますから。「今月はもう使えない…」なんてことになれば、年会費を払っている意味がありません。

【最重要】カウント方法と超過料金に注意

この「年間6回」のカウント方法、ちょっと注意が必要です。
これは「1月1日〜12月31日」といった暦年(カレンダーイヤー)ではありません。また、「UCプラチナに入会した日」から1年でもありません。

正しくは、あなたが「プライオリティパス」を申し込んで発行された、その黒いカード本体に記載されている有効期限(”Valid Thru”)までの1年間でカウントされます。

例えば、カードに「Valid Thru: 10/26」(2026年10月)と記載があれば、2025年10月〜2026年10月の1年間で6回まで、となります。ご自身のカードの有効期限を必ず確認してください。

ちなみに、万が一7回目以降を利用した場合、1回につきUS$35(または相当額)の利用料が、後日UCプラチナカード宛に請求されます。3,300円どころではない結構な金額(1ドル150円換算なら5,250円!)なので、利用回数が多い方は本当に注意が必要ですね。

改悪③:国内レストラン特典の利用不可

そして、3つ目の論点、国内レストランの利用不可についてです。

これは、SNSなどでも「ぼてぢゅう改悪」といったキーワードで、かなり話題になりましたよね。ご存 存知ない方のために補足しますと、以前は中部国際空港(セントレア)の人気お好み焼き店「ぼてぢゅう」や、成田空港のラウンジ「I.A.S.S」などで、プライオリティパスを提示すると1回につき3,400円分の飲食代や利用料が無料になる、という強力な特典(ダイニング特典)がありました。

空港に着いたら、まず「ぼてぢゅう」でお好み焼きとビールを無料で楽しんでから、さらにカードラウンジで休む…というのが、一部の「達人」たちの間では定番のムーブでした。まぁ、正直なところ、航空会社の上級会員でもない限り、こんなにお得な体験はできませんでしたから、人気が出るのも当然です。

しかし、この非常にお得で人気だった特典が、残念ながらプライオリティパス側の全体的な方針変更により、利用できなくなりました。

ここで絶対に誤解してほしくない、この記事の核心の一つでもあるのですが、これは「UCプラチナカード固有の改悪」では全くない、ということです。

これは、プライオリティパス社(本家)が「一部のカード発行会社(特に日本やアメリカで発行されたもの)経由の会員権では、国内のレストラン特典(ダイニング特典)を使えなくします」と決定した結果です。要するに、想定以上にお得すぎたため、世界的に特典の縮小が図られたわけですね。

これはUCプラチナの問題ではなく「PP全体のトレンド」です

この変更は、UCプラチナだからダメになったわけではありません。例えば、年会費の安さで人気の「楽天プレミアムカード」や、比較対象の「セゾンプラチナ・ビジネス」なども、同様に国内レストラン特典は利用不可となっています。

ですから、「レストラン特典が使えないからUCプラチナを解約する」というのは、少し早計です。なぜなら、あなたが乗り換え先として検討している、ほとんどのカードでも、同じように使えない可能性が極めて高いからです。

(※なお、私の知る限り、ダイナースクラブの最上位カードである「ダイナースクラブ プレミアムカード」など、ごくごく一部の超高額年会費カード付帯のPPでは、現在も利用可能とされていますが、一般的な比較対象にはなりませんね…)

このように、読者の皆さんが不安に思っている「改悪」という言葉の中には、UCプラチナを解約する本質的な理由になるもの(=同伴者・回数)と、ならないもの(=レストラン)が混在しているのです。

これで論点は整理できました。では、この「本質的な理由」を踏まえ、私たちはどう最終判断を下すべきかを見ていきましょう。

UCプラチナ プライオリティパス改悪比較【最終判断】

UCプラチナカードの継続か解約か、特典を比較して悩む女性

さて、3つの論点(①同伴者有料化、②年6回制限、③レストラン不可)が見えてきました。いやぁ、なかなか厳しい現実もありますね…。

これを踏まえて、私たち(既存ホルダー、新規検討者)は、どう判断すればいいのでしょうか。年会費16,500円を「投資」として、このままUCプラチナカードを「継続」すべきか、それとも「解約」して別のカードに「乗り換え」るべきか。

ここからは、あなたの状況に合わせた具体的な行動指針について、私なりの考えをまとめていきます。

【既存者】継続・解約の判断基準

さて、ここからは記事の後半です。論点を整理した上で、「じゃあ、どうすべきか」という具体的な行動指針に移ります。

まずは、すでにUCプラチナカードを持っている、既存ホルダーの方向けです。今、まさに年会費(16,500円)の更新時期が近づいていて、「このまま持ち続けていいのか…?」と、一番悩んでいる方々だと思います。

私も含め、年会費という「投資」に対して、それ以上の「リターン(実利)」が得られるかを何よりも重視する、シビアなコストパフォーマンス視点を持つ方なら、判断基準は極めてシンプルです。

プライオリティパスの価値が下がった今、以下の2点で機械的に判断すべきだと私は思います。

判断基準1:今後、同伴者(家族・パートナー)と利用する予定があるか?

まず、ご自身の旅行スタイルを思い浮かべてください。

もし、あなたが「出張や一人の時間を楽しむ旅行がメインで、常に一人でしかラウンジを使わない」というスタイルであれば、結論は明確です。今回の「同伴者有料化」の改悪は、あなたにとって実質的なダメージはゼロです。何も気にする必要はありません。

しかし、年に1回でも、家族やパートナーと海外旅行に行き、その際に「一緒に」ラウンジを利用する(していた)のであれば、話は根本から変わります。

前述の通り、1回の旅行(往復)で6,600円(1名同伴)〜13,200円(2名同伴)の追加コストが、年会費とは別に発生するわけです。これだけで、年会費16,500円の価値は大きく目減りします。この「追加コスト」を、ラウンジの快適性のために許容できるかどうか、です。

判断基準2:「年6回」の利用回数制限で本当に足りるか?

次に、ご自身の過去1年間のフライト履歴をちょっと思い返してみてください。プライオリティパスを使った回数は、何回だったでしょうか?

もし、年6回をギリギリ超えるか超えないか…という方。これは精神衛生上、よくありません。

「あ、次で6回目だから、今回の出張の帰国時は使うのやめよう…」
「本当は乗り継ぎで使いたいけど、超過料金(US$35)が怖いから我慢しよう…」

こんな風に、回数をビクビク気にするくらいなら、せっかくの高い年会費を払っているプラチナカードの特典としては、本末転倒ですよね。

【解約検討】のトリガー

「同伴者と(有料でも)利用する」
または
「利用回数が年6回を超える可能性がある」

このどちらか一方にでも当てはまる方は、正直、プライオリティパスを目的としてUCプラチナカードを持ち続けるメリットは、ほぼ無くなったと判断すべきです。

年会費を払い続けるよりも、「解約」または後述する「他のカードへの乗り換え」を真剣に検討すべきタイミングだと思います。

ただし、ちょっと待ってください。

このカードの価値はプライオリティパスだけではありません。もし、PP以外の価値(例えばポイントプログラム)だけで年会費の元が取れると判断できるなら、継続する理由もまだ残っています。(これについては、次の次のセクションで詳しく解説しますね)

【新規】今から入会はアリか?

では、逆に、これからプラチナカードを持とうと考えていた、新規検討中の方。例えば、「30代になり、そろそろ格好のつくプラチナカードを1枚持ちたい」「でも、年会費5万円は高すぎる…」とUCプラチナに狙いを定めていた方。

そんな方々にとって、この「改悪」されたカードに今から入会するのは「アリ」なのでしょうか? 「オワコン」なんて書き込みを見てしまうと、「今から入るのは“情弱”なんじゃ…」と不安になりますよね。

私の結論から言うと、「あなたの利用スタイル次第では、今でも最強の“コスパ・プラチナ”である」と断言できます。

なぜなら、どれだけ改悪されたとはいえ、その「改悪」があなたに影響しない可能性が高いからです。

年会費わずか16,500円(税込)で、プライオリティパスの最高ランクである「プレステージ会員」相当の権利が手に入るという、圧倒的なコストパフォーマンスの良さは、依然として健在です。

参考までに、プライオリティパスの公式サイトから「プレステージ会員」に個人で直接申し込むと、年会費は$469 USD(※2025年11月現在、1ドル150円換算で約7万円!)もします。これが16,500円で持てる、という事実の重みは変わりません。

ただし、もちろん以下の条件を満たすことが大前提です。

【今からUCプラチナが「アリ」な人の条件】

  1. ラウンジは「自分ひとり(単身)」で利用するのがメインである。
  2. 利用回数は「年間6回」で十分に収まる(例:年1〜2回の海外旅行)。

この2つの条件を両方クリアできる方。例えば、「独身で、趣味の海外旅行はもっぱら一人。アジア圏が中心だから年3回行くけど、ラウンジ利用は往復で合計6回で十分」というライフスタイルの方。

こういう方にとっては、今回の「同伴者有料化」の改悪は、全く影響がありませんよね。そして「年6回」の制限も問題にならない。つまり、あなたにとっては「何も改悪されていない」のと同じなのです。

むしろ、他の年会費5万円以上もするようなプラチナカードを持つよりも、よほど賢く、合理的な選択になると私は思います。

将来的な「さらなる改悪リスク」について

一点だけ、誠実にお伝えしておきたいことがあります。それは「将来のリスク」です。

「一度改悪したカードは、また改悪するのではないか?(例えば、本人利用も回数制限がつく、など)」という不安は、ごもっともです。その可能性は、残念ながらゼロではありません。

ただ、これはクレジットカード業界全体のトレンドです。UCプラチナに限らず、楽天プレミアムカードも以前は無制限だったものが「年5回」に改悪されました。航空会社のマイルが改悪されるのと同じですね。

この「将来のリスク」は、他社カードも含めて全てのカードが等しく負っているもの、と割り切って、「今、一番お得なカードはどれか」という視点で選ぶのが、最も合理的だと私は考えています。

PP以外の価値で年会費の元は取れるか

UCプラチナカードのコンシェルジュサービスと航空券での高還元率ポイントプログラムの価値

さて、ここが「解約」の判断を下す前の、最後のチェックポイントです。

前のセクションで「同伴者利用あり」「年6回超え」のどちらかに当てはまり、「もうプライオリティパス(PP)目的での価値は無いな…」と判断した方。ちょっと待ってください。

もし、PP以外の特典だけで年会費16,500円の元が取れる、あるいはそれ以上の価値があるとしたら、話は別ですよね?

カードの価値はPPだけではありません。特に、年会費の「元を取る」ことを重視する方(私もまさにそのタイプです)にこそ、PPを抜きにした「UCプラチナカード本体の価値」を冷静に評価してみてほしいのです。

私が考えるPP以外の主な価値は、大きく分けて以下の2点かなと。

① 年会費16,500円で持てる「プラチナ・コンシェルジュサービス」

プラチナカードの代名詞とも言える特典ですね。24時間365日、専任のスタッフが電話一本でレストランの予約や旅行の手配、ギフトの相談などを請け負ってくれます。

まぁ、正直なところ、私は「レストランくらい自分で予約するよ」というタイプなので、このサービスをガンガン使いこなしているわけではありませんが…(笑)。

しかし、「急な接待で、今夜中に個室が取れるお店を探してほしい!」といった、多忙なビジネスマンにとっては、この「秘書」のような機能が、年会費16,500円で手に入る保険として持っておくだけでも大きな価値があります。通常、このクラスのコンシェルジュは年会費5万円以上のカードに付帯するものですから、そのコストパフォーマンスは異常とも言えます。

② 使い方次第で爆発する「ポイントプログラム」(特に航空券)

ここが、私がUCプラチナカードを評価しているもう一つの大きな理由であり、解約を踏みとどまる最大の理由になり得る部分です。
このカード、実は使い方を最適化すると、とんでもなくポイントが貯まるカードに変貌します。

まず、基本還元率が常時1.0%と高い水準です。その上で、

  • 四半期ごと(3ヶ月)の利用額が45万円以上(月15万ペース)で、2,000円相当のボーナスポイントがもらえる「シーズナルギフト
  • そして何より、ANAやJALなどの対象航空会社で航空券を公式サイトから直接購入すると、ポイントが7倍(実質還元率7.0%相当

という、強力すぎる「キラーフィーチャー」があります。

このポイントプログラムの詳細については、長くなるので別の記事「UCプラチナカードのポイント完全ガイド」にまとめていますが、これがどういうことかと言うと…

結論:ポイントだけで「年会費の元」は取れるか?

【ケース1:航空券をよく買う人(出張や旅行好き)】

これが一番カンタンです。
もし、あなたが(私のように)JALやANAの航空券を公式サイトで手配する場合、

年間 約24万円(例:国内出張 年4回 × 6万円)

これを利用するだけで、7.0%還元 = 16,800円相当のポイントが貯まります。
はい、これだけで年会費16,500円は回収完了です。PPは「無料のおまけ」だった、ということになりますね。

【ケース2:航空券は買わないが、年間180万円以上使う人】

「航空券は使わない」という方でも、年間の決済額が180万円(月平均15万円)を超える場合。

  • シーズナルギフト:2,000円相当 × 年4回 = 8,000円相当
  • 基本ポイント(1.0%):180万円 × 1.0% = 18,000円相当
  • 合計:26,000円相当

これだけでも、年会費を差し引いてもお釣りがきます。

つまり、「プライオリティパスはもう使わない」と割り切ったとしても、上記2ケースのどちらかに当てはまる方であれば、このカードを「高還元率ポイントカード」として継続する価値は十分にある、と私は判断します。

比較①:セゾンプラチナ (JAL マイル)

さて、「色々と検討した結果、やっぱりUCプラチナは解約しよう」と決めた方へ。ここからは、具体的な「乗り換え候補」の比較検討に入ります。

まず、UCプラチナの最大の弱点であった「年6回制限」がネックで解約する方。つまり、「出張が多く、一人でガンガンラウンジを使いたい」というビジネスマンや、「回数を気にせず旅行したい」というアクティブな方にとっての、乗り換え候補の筆頭はこれでしょう。

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」ですね。
(※名前が似ていますが「セゾンプラチナ(無印)」とは別の、“ビジネス”と付くカードです。ここ、重要です。)

なぜなら、UCプラチナの最大の弱点(年6回制限)を、このカードは完璧にカバーしているからです。

セゾンプラチナ・ビジネスが付帯するプライオリティパスは、利用回数が「無制限」です。これで、空港ラウンジの受付で「今年、あと何回だっけ…?」とビクビクするストレスから完全に解放されます。

さらに、このカードの最大の魅力は、マイルを貯めている方(特にJALマイラー)にとっては見逃せない「JALマイル還元率」です。私も趣味がマイルでの旅行なので、この特典は本当に強力だと感じます。

「SAISON MILE CLUB」というサービス(※別途登録が必要)に加入すると、ショッピング利用でJALマイルが1.125%という、他のカードを圧倒する高還元率で貯まります。UCプラチナのポイント還元(基本1.0%)と比べても、マイルに集約するならこちらが有利ですね。

年会費と優遇特典について

年会費は22,000円(税込)と、UCプラチナ(16,500円)よりは少し上がります。
しかし、このカードには強力な優遇特典があり、年間200万円以上利用すれば翌年の年会費が半額の11,000円(税込)になります。もし達成できれば、UCプラチナより安く「回数無制限PP」が持てることになります。

(※「ビジネス」と付いていますが、個人事業主やフリーランスでなくても、会社員(給与所得者)でも申し込みは可能です)

弱点: ただし、このカードも「万能」ではありません。
UCプラチナが改悪された「同伴者料金」については、このカードも有料(1回につき税込4,400円)です。UCプラチナ(3,300円)よりも高額ですね。

ですから、家族利用には全く向きません。あくまで「出張などで一人でガンガン使う、JALマイラーのビジネスマン」向けの最強乗り換え候補、という位置づけです。

比較②:三菱UFJプラチナ (同伴者)

三菱UFJプラチナの特典で、家族4人全員が無料で空港ラウンジを楽しむ様子

次に、「年6回」は問題なかったけれど、「同伴者有料化」がどうしても許せない、という方。つまり、「家族やパートナーと無料でラ-ウンジを使いたい」という、あの改悪前の“当たり前”を取り戻したい方。

そんな、賢く旅行を楽しみたいお父さん・お母さんや、カップルで旅行される方々にとって、現在の最強の乗り換え先として、今急速に注目を集めているのがこのカードです。

「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。

このカードの最大の強み、それはUCプラチナカードが手放してしまった、プライオリティパスの「同伴者1名無料」特典を、なんと今も維持していることです。(※2025年11月現在。情報は常に変わる可能性があるのでご注意ください)

年会費は22,000円(税込)とUCプラチナ(16,500円)よりは少し上がりますが、その差額(5,500円)を補って余りある価値があります。

なぜなら、このカード、なんと家族カードも1枚目が無料なんです。さらに驚くべきことに、その無料の家族カード会員もプライオリティパスに(無料で)申し込めてしまうんです。

…これが何を意味するか、もうお分かりですね?
UCプラチナの改悪で最も痛手を負った「家族4人」のシミュレーションが、劇的に変わります。

【三菱UFJプラチナでの家族4人利用シミュレーション】

夫婦で本会員カード(年会費22,000円)と家族カード(無料)を1枚ずつ持つと…

  • 父(本会員):無料 + 同伴者1名(子供A)も無料
  • 母(家族会員):無料 + 同伴者1名(子供B)も無料
  • 家族4人でラウンジ利用が完全無料

さらに、セゾンプラチナ・ビジネスのような「回数制限」もありません。回数無制限です。

これは強烈です。はっきり言って、反則級のスペックですね。
UCプラチナで年間合計19,800円の会費(本会員+家族)を払い、さらにラウンジ利用で毎回6,600円取られていたのが、年会費22,000円を払うだけで、家族全員が、何度でも、無料でラウンジを使えるようになるんです。

もし、あなたの解約理由が「家族・同伴者と使いたい」という一点であるならば、現状、これ以外の選択肢はないと言ってもいいかもしれません。

誠実な注意点:将来のリスクについて

ただし、私も長年この業界を見てきて思うのは、「永遠の特典はない」ということです。

UCプラチナが「同伴者1名無料」を維持できなくなったように、この三菱UFJプラチナの特典も、いつか改悪される可能性はゼロではありません。

とはいえ、それは全てのカードが持つ共通のリスクです。私たちは「今、この瞬間」で最も合理的な選択をするしかありません。そういう意味で、今乗り換える価値は非常にあると私は判断します。

比較③:楽天プレミアム (年会費)

最後に、「とにかく年会費の安さを絶対的に重視する」という方向けの比較対象として、「楽天プレミアムカード」に触れておきます。

年会費は11,000円(税込)と、プライオリティパスが付帯するカードとしては、長らく「最安クラス」の地位を維持しています。(※最近は同額のカードも増えましたが)

UCプラチナ(16,500円)よりも年間5,500円安くプライオリティパスが持てる、というのは、一見すると非常に魅力的に映るかもしれません。特に、普段から楽天市場をよく使う「楽天ヘビーユーザー」の方にとっては、有力な選択肢に見えるでしょう。

しかし、です。このカードを選ぶのは「安物買いの銭失い」になる可能性が極めて高いと、私は考えています。なぜなら、ラウンジ特典に関するデメリットが、あまりにも大きいからです。

楽天プレミアムカードのPP仕様(致命的な弱点)

このカードも近年「改悪」が続いており、UCプラチナと比較しても見劣りします。

  • 利用回数:年間5回まで(UCプラチナの「年6回」よりもさらに厳しい)
  • 同伴者料金:有料(1回3,300円/税込)
  • 国内レストラン特典:利用不可

プライオリティパスの利用回数が「年5回」というのは、正直なところ使い勝手が悪すぎます。年2回の海外旅行(往復4回)に行ったら、もう残り1回。これでは、おまけ程度の特典としか言えません。

楽天ポイント(SPU)で元は取れるか?

もちろん、楽天ヘビーユーザーの方からは「いや、SPU(スーパーポイントアッププログラム)で年会費の元は取れる」という反論があるかと思います。

楽天プレミアムカードを持つと、楽天市場でのポイントが「+2倍」になります(※月間50万円利用の上限あり)。年会費11,000円をこのポイントだけで回収しようとすると、単純計算で年間55万円(月約4.6万円)以上を楽天市場で使う必要があります。

もしあなたが「年間55万円以上を楽天で使い、かつ、海外旅行は年1回(PP利用2回)程度」というピンポイントな利用スタイルであれば、楽天プレミアムカードは「アリ」かもしれません。

しかし、私個人の見解としては、UCプラチナ(年6回)から楽天プレミアム(年5回)に乗り換える積極的なメリットは、ほとんど無いかな、という印象です。

ラウンジ利用を少しでも重視するなら、利用回数が1回多い「UCプラチナ」の方が、年会費の差額(5,500円)以上の価値があると私は感じます。

カード名年会費(税込)PP 本人PP 同伴者PP 利用回数PP 国内レストラン
UCプラチナ16,500円無料3,300円年6回まで利用不可
セゾンプラチナ・ビジネス22,000円無料4,400円無制限利用不可
三菱UFJプラチナ22,000円無料1名無料無制限利用不可
楽天プレミアム11,000円無料3,300円年5回まで利用不可

UCプラチナ プライオリティパス改悪比較の総括

今回のUCプラチナカード プライオリティパスの改悪比較的について、最後に要点をまとめておきます。あなたの最終判断の参考にしてください。

  • UCプラチナのPP問題は「改悪」と元々の「制限」が混在している
  • 最大の論点は「同伴者有料化(3,300円)」と「年6回制限」
  • 「同伴者有料化」は家族・カップル利用者に最大のインパクト
  • 家族カード会員もPPを発行でき、その場合は「本人無料」として扱われる
  • プライオリティパスを持たない子供は「同伴者」扱いとなり有料
  • 「年6回制限」はUCプラチナの元々のデメリット
  • 年6回のカウントは「会員資格有効期間(発行から1年)」
  • 出張が多いビジネスマンには「年6回」は足りない可能性が高い
  • 「国内レストラン不可」はUC固有の問題ではなく、PP全体のトレンド
  • 【既存者】「同伴者と使う」か「年6回を超える」なら解約を検討すべき
  • 【新規】「単身利用」かつ「年6回以下」なら今でも高コスパで入会の価値アリ
  • PP以外の価値(ポイント7%還元など)で年会費の元が取れる場合もある
  • 乗り換え比較①:セゾンプラチナは「回数無制限」と「JALマイル」が魅力(単身向け)
  • 乗り換え比較②:三菱UFJプラチナは「同伴者1名無料」で家族旅行最強
  • 乗り換え比較③:楽天プレミアムは年会費が最安だが「年5回制限」と厳しい
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